体を指で押したら痛かった。足も痛かった。手も痛かった。
 どう考えても痛くない場所が無い程だった。
 おかしな病気ではないかと不安になり、小生は涙ぐんでいた。
 しかも、押せば押すほどに痛みは増していき、「これはたまらない」と医者に相談したところ、肩や胸、足などを指で押してみるように言われた。
 小生は既に試していたが、やはりどこを押しても痛かったので全部の問いに「痛いです」と答えた。
 人差し指の骨折だと診断された。おかしな病気ではなかったらしい。小生、安堵でいっぱいである。