あけまして何とやら。
某ポルノグラフィティの新曲が耳に残ったので手に入れようと思った。
曲名は「ジョバイロ」というらしい。
ジョバイロ。ジョバイロジョバイロ。ジョバイロジョバイロジョバイロ。
「ちょっとジョバイロ取って」
「これ?」
「ちがう、それドライバー。右の…それそれ。それ取って」
…ちょっと違う。
「所長、ジョバイロが動きません!」
「はぁ!?ったくこのクソ忙しい時に!」
「復旧まで最低でも20分はかかるそうです!」
「15分だ!ジョバイロが動かなきゃ話にならんだろーが!」
…違う。
「ふははははその程度とは片腹痛いわ!」
「ば、バカな。俺の最終奥義がぁ」
「このジョバイロ様にたてつくこと自体が間違いだと理解しろ!」
…固有名詞じゃないのかも知れない。
「いいかサトシ、煙草とか酒なんかに手を出してもいいことなんてなーんも無いんだぞ」
「分かってるよパパ」
「父さんも昔はジョバイロな男に憧れて色々やったもんだけどな。格好だけ真似しても意味が無いんだぞ」
「分かってるってパパ。その話何度も聞いたよ」
…映画監督なんかは「もっとジョバイロに!」とか言うんだろうか。
「前から言おうと思ってたんだけどさ」
「ああっ、ダメよ。私に惚れたって良いことなんて何一つ無いのよ」
「いや、そうじゃなくて…」
「あらぁ『最初は友達から』って?控えめなのね。でも私達ってもう友達でしょ?もしかしてアナタはそう思ってなかったとか?ひどいわぁ〜」
「人の話を…」
「ああ、もしかして初めから私のこと気になってたとか?ありがとぉ嬉しいわぁ〜でもゴメンナサイ私アナタのことそういう対象として見られないのよあっ気を悪くしないで悪い意味じゃなくて仲の良い友達としていたいって意味でだから私アナタとは付き合えないわまぁ知り合いのコくらいは紹介してあげないでもなくてよヲホホホホホホホ」
「……お前ってほんとジョバイロだよな」
…けなし言葉ではないだろう。
考えるのも疲れてきたので寝るのである。おやすみなさい。