夕方にそばに唐辛子を振って悶絶しました。

昼食は学食のカツ丼だった。狭い部屋でコワイ人たちに囲まれながら食べれば雰囲気も出るのかも知れないが、広い食堂の中でそれを望むのはちょっと難しかった。
なので、いつか小生が食堂を設計するときには「取調室を設置しよう」と思った。
そのカツ丼を食べている最中に唇を噛んだ。随分と強く噛んだらしく流血した。コップに口をつけて飲んだ後に血の跡が残るくらいの出血量だった。カツ丼は血の味に染まり、口の中に血の香りが充満していた。
小生はカツ丼を憎んだ。こんな痛い目に遭ってまで、どうしてカツ丼なんかを食べなくてはいけないのだろう。
なので、いつか小生が設計する食堂では「絶対にカツ丼を作らせないでおこう」と思った。